長時間にわたるハードな運動後の身体の痛みは、時としてそのトレーニングそのものよりも辛いと感じるほどです。
トライアスロンや長距離レース、フルマラソンなどに参加すると、身体は損傷の原因となるストレスにさらされ、回復には時間がかかります。
身体の部位によって回復に要する時間は異なりますが、通常、急性の疲労なら1~2日で消え、免疫システムは最長で7日前後も低下。 筋肉の疲労は数週間続くこともあります。
さらに、長時間にわたる持久系スポーツが「心臓障害を引き起こす可能性がある」という懸念が高まっています。
運動している間、数時間にわたって非常に高い心拍数が続くためです。
いくつかの研究では、マラソン後のランナーに信金の損傷を示す酵素が測定されるなど「心外傷」が生じることを示す証拠が見つかりました。
カナダのマニトバ大学ではMRIを使用して、マラソン大会の参加者の心臓を詳細に分析しました。
その結果、マラソンの直後では損傷が見られたものの、新機能は一週間以内に通常状態に戻っていたことが分かりました。
つまり、マラソン中は心筋に負担がかかるものの、その後は脚の筋肉と同じように回復するということです。