定期的にスポーツをすることは、老化を遅らせることができます。
しかし、「どれだけ身体を動かしても、生物学的な老化プロセスを完全に停止することはできない」と米スポーツ医学会は述べています。
特にスポーツをしない場合、30代半ば以降、筋肉量は年間3%ほど低下していき、有酸素能力(VO2MAX)は10年で9%減少していきます。
運動開始直後の酸素摂取適応時間が遅くなるため、ウォーミングアップの重要性が増します。
最大心拍数も短くなり、ポンプ機能も徐々に弱くなるため、排出される血液量も減っていきます。
したがって、40代を過ぎたら30分ほどかけてしっかり対策しないとスタート早々遅れることになります。
筋力の低下は上半身よりも下半身のほうが早いので、自転車やマラソンは肉体老化プロセスを遅らせるために有効と言えるでしょう。