運動に適さない暑さとは?
その対策とは?

気温だけでは図れない。

毎年夏になると「熱中症で〇名の方が亡くなりました」というニュースが毎日流れます。

 

それは運動に限ったものでなく、実際には65歳以上の高齢の方が居住施設で亡くなられるという事例が多いです。

 

暑い中運動し続けたことが要因となることもありますが、わりと運動する人というのは熱中症には気を使っている方が多かったり、対策指針がしっかり示されていることから、結果的に死亡に至るということは少ない現状です。



熱中症をはじめとする暑さによる危険への対策として、「水分を十分に補給する」「直射日光をできるだけ避ける」「トレーニングの強度を下げる」「なるべく涼しい時間に練習する」などがあげられます。

 

そして実際に気温が何度になれば危険かを示したいところですが、正確に熱中症リスクを「気温」という一点で図ることができません。

 

実際は湿度であったり、急激に気温が上がったなどの環境的なところから、個人のその時の健康状態や、育った環境によるところまで考えられなければなりません。

暑さに対する防御本能

ただ、人間の身体は、気温の高いところで激しい運動をしないよう自動的にブレーキをかけるような機能を持っています。

 

気温35℃で20kmを自転車で走った際、「体温が上昇する前に足の筋肉の動きを抑えるための信号が出ている」ということが、ケープタウン大学で行われた実験で分かりました。

 

これは高い気温に適応するための無意識の反応です。

 

人間は暑い中で運動をすると、無意識にペースを落とします。

これは暑さに対する防御本能ではないでしょうか。

 

 

 

 

「急激な気温上昇は話が別に・・・」

 

しかし、そのような防御本能がある反面、急に気温が高くなってしまうような場合では、限界を超えて頑張ろうとする面があるようです。

 

スタート時が20℃程度で安全と判断されるマラソンレースで、大量のランナーが熱中症で倒れたという事例が多く報告されているのです。

 

これらの熱中症者が多発したマラソンレースは、真夏ではなく春または秋に行われていました。

 

気温がそんなに暑いと感じない21℃以上で長時間の運動をする場合は注意が必要です。

具体的には2週間程度は体を慣らしておく必要があります。

 

実際には気温が重要なのではなく、選手がどれだけ暑さに慣れているか、対策しているかが重要となります。

 

対策の一つとして、古来から受け継がれてきたアロマが、気温の上昇による「だるさ」、直射日光による「肌ダメージ」、暑さダメージからくる「筋肉痛」など、そのブレンドにより適切に対策しアスリートを助けます。

 

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