走ることは膝に悪いのか?

マラソンランナーは筋肉が硬くなりがち

私たちは鍼灸治療院も経営していますが、治療に見える方の中で「マラソンをしていたが膝を痛めたことで自転車競技に転向している」という方は少なくありません。

 

また自転車ではなく、トレイルランニングに転向したことで改善したという方もいます。

 

やはり、硬いコンクリートの上を走ることは、膝を痛めることに繋がるのでしょうか?



治療家としての経験上からですが、マラソンランナーは筋肉が硬くなりがちということは言えます。

 

私たちは多くの自転車のイベントに出展し、サイクリストの足をマッサージしてきました。

そして、マラソン大会に出展した時、そのランナーたちの足の硬さに驚きました。

サイクリストに比べ、明らかに硬い筋肉だったのです。

 

それは予想以上に地面からの突き上げがダイレクトに到達するからと考えられます。

 

そして膝関節にも直接の関係があるかの判断は難しいのですが、体重は間違いなく影響しています。

走ることにより体重の3倍以上の負荷が身体に伝わるためです。

 

米国のスポーツ医学会は、体重が450g増加することで、膝にかかる負荷が1,800g増加すると報告しています。

 

体重が重いまま無理をしてランニングを続けると、変形性膝関節症の発症リスクは高いです。

 

しかし、体重を減らすためにランニングをするというのは、結果的に膝にも優しいということに繋がってきます。



我々は経験上、膝を痛めやすい方に向けて自転車を推奨します。

自転車でも膝が痛くなる方は、ポジションやペダリングを見直した方がいいでしょう。

 

走りたいけど、膝を痛めやすい方には、トレイルランニングを推奨します。

 

「激しい下りはどうなのか?」といった意見はありますが、それでもコンクリートよりは、かなり優しいようです。

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