私達は一体何に疲れているのか?

一言で「疲労」といっても色々あります。

それぞれにどのような対策をしていくかを考える必要があり、できるだけ早い段階で対策することが、「超回復」にも繋がっていきます。

 

逆に言えば、早い段階に適切な対策がされなければ、早期回復には至らず疲労を引きずったまま次のトレーニングに向かうことになり、負のスパイラルに陥るきっかけにもなります。


では、どのような疲労があるのかを把握してみましょう。

・エネルギー枯渇

どれだけの身体能力やスキルがあったとしても、エネルギーが枯渇してしまった状態では身体を動かすことができません。

サイクリストならハンガーノックといいますが、ある時を境に急激に身体にブレーキがかかります。

 

→(対策)炭水化物を中心に補給。


・老廃物の蓄積
ある程度の身体活動が続くと、筋肉に老廃物が蓄積されていきます。
この老廃物によってスムーズな動きができなくなったり、力が入らなくなったりします。

→(対策)マッサージ、オイルなど、血流促進の対策。


・筋肉損傷・筋肉痛
特定の箇所に普段以上の負荷が加わり、筋肉に損傷が生じたり、筋肉痛を伴うことがあります。
老廃物の蓄積とは異なり、筋そのものが損傷を受けたことになり、筋肉がそもそも動かない状態になってしまいます。

→(対策)アイシング、治療



・体内のアンバランス
体内の温度や水分量のバランスが崩れた状態です。
体温が上昇し過ぎている熱中症や脱水の状態のことを表します。

→(対策)水分補給、アイシング


・脳の疲労・メンタル
集中力が欠けた状態。いくら身体が元気でも脳が疲れていたら動くことはできません。
また、ここぞという時は脳のリミッターが外れ、普段以上の力が出たりするものですが、脳が疲れていたりすると、そこに期待することもできません。

→ (対策) 糖質(ブドウ糖)摂取、十分な睡眠、リラックス

このように、疲労と言っても色々あるので、「自分が一体何に疲労しているのか?」を把握し、それに対する対策をしっかり行ったり、優先順位を付けて行うことで、早期回復を見込めます。


また、自分がどのようなことに疲労しやすいか? 今の天候は? 状況は? などを事前に予測し、備えていけば、極端な疲労をすることなく早期回復を見込めます。


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