効率的な呼吸法とは

自然であることが重要

歩く走るといった動作に呼吸も合わせていくのが、自然であり効率的な呼吸であると言われています。

これは人間に限ったことでなく、他の動物や鳥たちもそのようにしています。

 

馬は走っている時、地面に着地するタイミングで肺と呼吸筋が揺すられ、タイミングの良い呼吸となっているようです。

 

また鳥の身体も、羽ばたく動きに合わせて呼吸をする構造になっているようです。



ここ数十年の研究で、運動中の呼吸と動作は関係があることが分かっていて、「パフォーマンスの向上にも繋がる」ことを示唆する研究もあります。

 

体内に効率よく酸素を供給することが、パフォーマンスアップや筋肉痛、全体の回復にまで繋がるのは、地球に生きる物としてみれば当然の話です。

 

ただし、呼吸に集中するのではなく、あくまで自然であり無意識化で行えていることが重要となります。

 

意識しすぎないことが重要

呼吸をリズミカルにすることに集中するあまり、トータルパフォーマンスの低下になってしまうようなことは避けなければなりません。

 

ドイツのスポーツ科学センターでは、被験者を「景色を見ながら走るグループ」と「呼吸を意識して走るグループ」に分けて実験を行いました。

 

結果的に呼吸を意識することの方がパフォーマンスの低下が見られました。

あまり意識しすぎて、その他の事が疎かになってしまい、リズミカルな動きにならないということです。

それだけ呼吸を意識するということは、ダイレクトに呼吸筋に働くということかもしれません。

緊張したり、力が入り過ぎることで息が止まってしまったりすることは良くないことで、これは呼吸をしっかり意識した方がいいです。

 

このような時以外は、あまり意識することなく、無意識化で呼吸ができていることが重要となります。

 

 

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