僕は少しでも熱があると倦怠感から練習も休んでしまいますが、これはメンタルの問題かもしれません。
最近では軽め~中強度の運動ならむしろするべきだとされていて、自分の考えは変わってきました。
体調が悪いの程度にもよりますが、深刻な病気の場合には当然運動は避けるべきです。
問題は、軽い風邪などで気分は良くないけど、衰弱しているわけでもないという状態です。
これについて、いくつかの研究結果を紹介します。
ワイドナー氏の「風邪の時に運動しても良いか?」という研究です。
研究のためライノウィルス(典型的な風邪ウィルス)を注入された45人の被験者は、翌日の夕方からのどの痛みを訴えはじめ、三日目には本格的な症状に発展しました。
そして症状が最悪の状態にある被験者にトレッドミルを使った検査を受けさせ、その結果を健康なグループと比較したところ、ランニングの成績や肺機能などの生理反応のどれをとっても違いがみられませんでした。
つまり風邪を引いてもアスリートとしてのパフォーマンスが低下するわけではないのです。