2.炭水化物
スポーツドリンクには糖が消化されやすいよう、ぶどう糖または、なにか別の形で炭水化物が含まれています。
血糖値を維持し、激しく動く筋肉にグリコーゲンとして溜まります。
一時間以上動く場合には欠かすことができず、一般的スポーツドリンクの6%ほどとなり、これは一般的ジュースの半分程度です。
この濃度は、吸収スピードを遅くせずに胃が消化できるぎりぎりの値とされています。
バーミンガム大学の研究で、ぶどう糖などの炭水化物を含んだ飲料で口をすすぐだけで、タイムトライアルのタイムが伸びましたが、人工甘味料では全く効果がありませんでした。
脳スキャンによれば、ぶどう糖もしくはマルトデキストリンを摂取した被験者では、応答した脳の中心部分が浮かび上がりましたが、人工甘味料では変化は見られませんでした。
人工甘味料により、感覚として甘いものを摂取したと感じたとしても、身体や脳では何の変化もありません。
3.塩分
電解質は汗で失われた塩分に代わるものであり、痙攣の抑制に繋がるとも考えられがちですが、運動後の回復にも深くかかわります。
疲れ切って帰宅した後のラーメンがいつもよりおいしく感じるのは、身体が欲しているからです。
他にも様々なものが入ったスポーツドリンクが多くありますが、基本的にこの「水分・炭水化物・塩分」が入っていれば、問題ありません。
そして、トレーニングが1時間以内の場合は、水分以外は必要ありません。
また、2時間以上であったり、夏場などの消耗しやすい環境下でのトレーニングでは、しっかり上記の3つを考慮したものを用意しておきましょう。