車の多い都市部できついトレーニングは、本来するべきではありません。
さらに朝や夕方のラッシュ時は空気汚染のレベルが高く、屋外練習は気を付けたほうがいいと言えます。
苦しい練習をするほど、多くの空気を取り入れねばならず口呼吸になります。
鼻のフィルターを通さず、直接的に気道に入ります。
排気ガスが含まれた空気を吸引することで、気道に影響があらわれ、肺炎へと繋がる可能性が上昇するとトロント大学の専門家は述べます。
オーストラリアでの研究では、被験者が4車線のハイウェイ沿いでランニングをしたところ、20分で血液内の有機化合物が大きく上昇しました。
それならマスクをして練習をすればいいかというと、そうはいきません。
マスクをして高強度の練習をすることで、マスクの内側での二酸化炭素濃度が高まり、いわゆる酸欠となります。
高山病のような症状を伴う可能性が高まり、さらに熱中症や脱水症状の可能性も高まると指摘されています。
運動中、さらに高強度トレーニングでのマスク着用は非常に危険です。