マラソン・自転車などの有酸素運動を中心に運動する人にとって、筋力トレーニングは必要でしょうか？
以前も紹介しましたが、有酸素運動を継続して行うことで癌・糖尿病・認知症などのリスクを軽減できることが明らかになっています。
そして筋力トレーニングでも、糖尿病患者の体内のブドウ糖とインスリンレベルが調整されやすくなることが分かっており、有酸素運動よりも効率的に行われる場合もあるようです。
さらに、高血圧症状や鬱にも良いとされていて、健康上からはぜひ取り入れていきたいところです。
筋トレ必要ですか？
健康上からはぜひ取り入れたい
筋力低下を抑えるということは？
これら病気に対して有効なのはもちろんですが、年齢を重ねることによる筋肉低下という問題に対して（当たり前ですが）有効です。
人は30歳以降、毎年１～２％の筋肉を失っていきますが、筋トレを行うことで筋肉を維持していけることになります。
筋肉量が多いことで基礎代謝量が増え、何もしていないときでもカロリー消費や食物代謝が増えるため、肥満や糖尿病のリスク軽減につながります。
さらに骨の強度維持にも役立つことが、メカノスタット理論というもので証明されています。
有酸素運動をベースとする人も、筋トレを適切に取り入れることで、さらなるパフォーマンス向上・故障の防止・質の高い日常生活を送ることにも繋がります。
当然筋肉負担が増えることから、筋肉痛・筋肉疲労についてはさらなる配慮が必要となります。